創刊号に続いて買ってしまったport-mine。
あれだけバカバカしくてくだらない特集なのに、2冊目も買ってしまうなんて!
このくだらなさは、クセになるんだよ!
でも言いたいことがある。
なんで2号目で綴じが変わるんだよ!
右綴じ左綴じは揃えようよ!どんだけ自由なのよ!
と、思いつつページを開いたらなんかマジメだった。
特集は『ミニ文具』なわけですが、それを自作してみよう!とかそんな記事。
なんかちょっと拍子抜け。
まるで東急ハンズとかドイトの小冊子かのような、それなりにニッチだけど創刊号のようなバカさがない。
あれ?どうしたの?社長に怒られたの?買った読者からクレームでもついたの?
なんかそんな風に違和感を拭えないままページを進めた。
正直、舐めてた。
雑誌の半分、中綴じに至ったところで本性が現れ始めたわけで。
それが『ミニ文具を身につけよう!』のコーナー。
ミニ文具の特徴は、「小さくて見た目が可愛い」「コンパクトかつ軽量で携帯に便利」に尽きる。
そこで、そんなミニ文具を、おしゃれにそして実用的に「ミニ着ける」アイテムや方法を紹介しよう。
ミニ着ける……身に着ける……ダジャレだよ……北区のオヤジマインドは失われてない!
身につけ方もいろいろ紹介されてるけど、正直どれもかっこ悪い……
もうね、どれもかっこ悪くてギャグに昇華してる。
ダサいが故の面白さ。
その極めが『手ノマドワーカー』
『パームトップをデスクトップ並みのワークスペースに!』って、コンセプトからして間違えてるから。
パームトップって、そのまんま手の平だよ。
いや、パームトップが手の平って解釈はまだいいよ。
かなり大粒で苦しいけど、まだどうにか飲み込める
手近にメモ帳がないときに、手に書いちゃうこともあるからね。
だからパームトップは理解するけど、それを含めて手ノマドって言うのはどうなのよ!
しかもそれにとどまらず。
『立ち吞マド』『耳ノマド』と相変わらずのオヤジギャグだよ。
『社会ノマド』とかなくて本当に安堵したけど企画段階では名前挙ってたと思う。
なんだろうねこの雑誌。
ちょっとやりたい放題がすぎるんじゃないかね。
だがそれがいい!
もうね、port-mineはどこまでもバカバカしくくだらないことを全力でやって欲しいね。
『「ひと味違う文具マニア」のための雑誌』だからね。
どうせなら『「<ひと味ちがう>文具マニア」のための雑誌』くらい細分化してくれていい。
文房具はおしゃれ女子だけのものじゃない。
オヤジだって好きなんだ!
カフェでキャラメルマキアートより立ち飲み屋でホッピーが似合っても構わない!
そんな暑苦しさを随所から感じられるのが最高ですよ、ホントに。
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